ノーマル [Normal]


野生下での普通体色。

地域変異などの品種名が付かず、色素の欠乏や減少のないものをノーマルと呼ぶ。

品種改良の進んだヘビゆえに、現在流通するノーマルは、ほとんどなんらかの品種を作る際に出現したヘテロであることが多い。


アメラニスティック [Amelanistic]


いわゆるアルビノ。略してアメラニ、アメルとも呼ぶ。

黒色色素欠乏変異で、眼は赤い。

元となるノーマルの体色や色彩バランスによって、表現にかなりの幅がある。


ex.)[サングロー]白色部が極端に少ない


ハイポメラニスティック [Hypomelanistic]


略してハイポと呼ぶ。

黒色色素減少変異で、幼体時は眼がルビー色のこともある。

色素の減少度合いによって見た目の表現は大きく変わってくる。

近年、サンキス、ラヴァ、ウルトラと独立した複数のハイポ系統が確立し、さらにはディリュート、クリスマス、ストロベリーなどといったハイポ系統も検証されつつあるに至り、混乱の度合いに拍車をかけている。


ex.)[サンキス]オケッティのハイポで、独立したハイポ系統とされる。


アネリスリスティック [Anerythristic]


略してアネリと呼ぶ。

赤色色素欠乏変異だが黄色色素は持っているので、首元に黄色を発色することが多い。

アネリには、このアネリA、黄色色素も欠乏したアネリB(チャコール)に加え、近年、より多く赤色を残すシンダー(アッシー)と呼ばれるアネリCも提唱されている。


ex.)チャコール[アネリB]

ゴースト [Ghost]


アネリA×ハイポの組み合わせで生じた二重劣性個体(ダブルへテロ)同士を交配すると、16分の1の確率で生じる。

元親のハイポの度合いや色彩で、大きく表現が異なってくるので、典型的なゴーストというものが提示しにくい。

アネリAを使うため黄色色素を持つが、これを減少させたシルバークイーンゴーストや、アネリBを使用したファントム、アネリ×ウルトラ/ウルトラメルで生じるポルターガイストなどもあり、さらには第5のハイポと呼ばれるディルートを使ったものもゴーストの範疇と考えられ、近年のハイポ、アネリの系統増加の影響を最も受けている品種である。


ex.)[シルバークィーンゴースト]


ex.)[ディルート(モトリー)]

スノー [Snow]


アメラニ×アネリで生じた二重劣性個体(ダブルへテロ)同士を掛け合わせると、16分の1の確立で生じる赤色色素・黒色色素共に欠乏した色彩変異。

黄色色素は持っているので首元に黄色を発色することが多い。

近年はハイポの因子を取り入れたコーラルスノーや、黄変白化個体であるザンティックスノー、ブロッチにグリーンが発色するものや、様々なカラーが発色するバブルガムなど、多くのバリエーションが作出されている。


ex.)[コーラルスノー]


ex.)[ザンティックスノー]


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